軟膏混合する必要ある?

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薬局で2種類の塗り薬まざったものもらったことありませんか?

特に意識していないということもあるでしょうが、知らないうちに損している可能性もあります。

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その混ぜ意味あるの?

薬局に勤めているとよく見る

ステロイドの軟膏と白色ワセリンの混合指示。

自分の勤めている薬局には軟膏混合の機械があるわけではないので

軟膏を全部絞り出してヘラで混ぜてます。

ステロイド200g+白色ワセリン200gなんて処方がきたら、ため息ものです

(ステロイドが5gチューブの在庫しかないときは特に)

とあるとき見た資料で

実際に汎用されているステロイド外用剤の軟膏はほとんどが結晶として基材中に存在していること

そして飽和状態で存在しているため、白色ワセリンなどで希釈しても基材中に溶解している主薬濃度は変化せず、期待した効果、副作用の減弱は得られない

このような記載を目にしました

表示含量に対する基剤に溶けている割合

  • アンテベート軟膏 1/16
  • デルモベート軟膏 1/50
  • パンデル軟膏 2/3
  • リドメックス軟膏 1/130
  • ロコイド軟膏 1/130

とのことで倍量で薄めようが、4倍に薄めようがただのかさましになっていることが考えられます

(パンデル軟膏は比較的薄める意味はありそうですが)

(参考文献 日本香粧品学会誌 2014 年 38 巻 2 号 p. 96-102)

だれとくなのか

無駄な軟膏混合のデメリット

まず薬を使用する患者さん目線

  1. 時間がかかる
  2. 計量混合調剤加算80点が加算
  3. 軟膏混合作業での汚染リスク
  4. チューブでの保管と比べ、混合し軟膏ツボから使用する際の汚染リスク

薬局目線

  1. 10分以上のタイムロス
  2. とてもめんどくさい笑
  3. 場合によっては半端な在庫を抱え、廃棄・損失リスク

処方医目線

  1. 副作用軽減のつもりが実際にはなっていない

メリットといえば

ワセリンでかさましした分のステロイド外用剤が少なくて済むので薬価が安くなるかもしれないことでしょうか

例 アンテベート軟膏 23.3円/g 白色ワセリン 2.38円/g(メーカーによって微妙に差あり)

  • アンテベート軟膏のみ100g⇒2330円
  • アンテベート軟膏50g+白色ワセリン50g⇒1284円 混合加算800円ついて 2084円

患者さんからすると2回塗る手間が楽になるのもメリットかもしれませんね、、、

自分なら

もし自分が受診して処方せん発行された時、白色ワセリン希釈があれば薬局窓口で

「軟膏混ぜないでいいです」

と言いたい、、、

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