自分は地方で高校まで生活し、都内の私立大学薬学部に6年間通って薬剤師国家試験に合格し薬剤師として働いています。
その経験から学費、その他生活費などの費用について紹介します。
一つの経験談として
これから薬剤師を目指している方、家族で薬剤師を目指しているかたの参考になれば(笑)
6年間の学費
10年以上前の話になりますが
学費は年200万円以上
教科書代毎年6~8万程度
大雑把に年間の学費はこんなところだったと思います。
単純に6年間で6倍で学費1200万+教科書代30~40万そんなところでしょうか。
6年間の生活費
生活費としては
家賃 月7万 都内1K
交通費 雨の日も基本自転車 その分家賃は立地重視で高めでも妥協しました
定期代としたら月1万程度かかってしまうので
光熱費1万 食費2,3万
イレギュラーだったのは
5年生の実習です
薬剤師になる薬学部のカリキュラムとして5年生のときに薬局+病院へ実務実習という形で研修のようなものがあります。
この実習、実習の地域は希望できたのですが、抽選で落ちてしまい、近場ではできなかったのです、、、
交通費はもちろん自費
薬局、病院ともに3か月ずつ限定でしたが電車、バスを乗り継ぎたどり着けるところで、定期を購入するなら数万円
思いもよらなかったのでけちって往復25㎞を自転車でどんな天気だろうとも通いつめました
費用負担の配分
親から直接の仕送りはありませんでしたが
- 学費 毎年200万
- 家賃 年間 84万
を負担してもらっていました
3人兄弟のサラリーマン家庭ではなぜ支払えたのかわからないくらいの費用で計算してはとても罪悪感を感じていました、、、
自分の負担としては
- 奨学金 月6万(返済利息なしのもの)
- 不足分はバイトで平日休日週3回程度(多分週16時間程度の×4)で月4,5万
- 長期休暇はより増やして月10万以上
光熱費、食事で約3万程度だったので奨学金で最低限の生活はできていましたね。
交通費も基本自転車生活だったので臨時で必要になる程度
とはいっても遊びたいもので
月何回か飲み会だったり、どこにしても遊びにいったり
部活(バスケ部だったので靴があれば最低限なんとかなりましたが)でもお金は多少かかる
お金はないが時間だけはあるし
自動車免許もほしい
服もほしいし漫画もほしい
テレビでみていた「東京」っていう誘惑が地方民にはあります、、、
そうするとバイトで稼ごうということになりました
バイト状況
まず朝9~16時遅くて18時まで学校にいます
19時から24時くらいまでバイト
土日のうち一日は6~8時間バイト
思えば結構がんばってたなと思います
安定的に月6万程度は好きに使えるお金が発生していたから社会人より贅沢だったのではないかと振り返ると思えるくらいでしたが使い切るには十分な時間があったし貯金はできませんでした、、、
まとめ
自分の経験から
都内薬学部に6年通うことで学費・生活費含めてざっくり
2187万円
- 内訳
- 学費・教科書代 1230万円
- 家賃 525万円(年間84万円+更新2年ごと7万で6年で21万)
- 生活費 432万(最低限なら奨学金で生活するとして奨学金6万×12か月×6年)
このうち
1755万は親にお願いし、生活費を奨学金として自分が負担
細かくいうともっとこまごまかかっている部分もあるでしょうし、家具や引っ越しの費用など含めるともっとかかっていると思いますが、概算でこんなところでしょうか
学費ももっと高かったと思いますがこの程度でも2000万超え、、、
国立であれば学費は半分以下になると思いますし都内でなければ家賃、生活費はもっと下がると思います
例えば
学費80万 家賃 4万とかにするだけでも
その差額は
年間(学費200万-80万)+(家賃7万-4万)=136万
6年間で816万
となり、結構違いますね
自分のわがままで苦労かけた両親に本当に、感謝です、、、
以上、某私立薬学部の金銭事情でした
人によってどう思うかは違うと思いますがあくまで金額面だけまとめるとこうなります
あくまで金額という一面です
何かしらの参考になれば幸いです
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